特定非営利活動法人 日本交渉協会
高野 寛未
特定非営利活動法人 日本交渉協会
交渉アナリスト1級会員
高野 寛未
現在のお仕事についてお聞かせください
長年IT業界で働いており、主に政府機関の顧客営業として、社会インフラ基盤に関わる仕組みの提供から、新しい制度に伴う新規システムの提案・提供等をリードする役割を担う他、海外政府機関・ODA案件等を手掛けた後にデジタル政策に関連した提案等を行っておりました。近年は政府からのトップダウンのアプローチではなく、地域からボトムアップで社会を変えていくにはどうしていけばよいかをテーマに自身の活動拠点も地方に移す等、少子高齢化社会に備えたまちづくりの実現をどうデジタル技術で支援できるか等の検討に取り組んでいます。
交渉学を学ばれたきっかけ(交渉学を学ばれる前に苦労された経験など)
私がSEから営業にキャリアチェンジをした際にプロの営業として、お客様やお客様の先を見た提案、お客様と未来を一緒に作り上げていく提案をするには、どうしたらよいのかと考えていた時に、当時はハーバード流交渉術等が話題で、それが交渉学を学ぶきっかけとなりました。実際に学ぶことで、論理的な思考等に加えて、交渉力がとても大事だと感じるとともに、より戦略的に物事を考えられるようになったと思います。
また、交渉アナリストとの出会いは営業としてキャリアを10年以上経験した後、営業職はスキルを対外的に示せる資格がないなと思っていた時にこの資格に出会いました。体系的に交渉を学べることで、自身のスキルの振り返り、強み弱みを明らかにできたのはとても良かったです。
交渉学を学び今後どのように活かしていきますか(交渉に対する姿勢、モットーなど)
交渉学はビジネススキルとして、営業職だけでなく誰にでも役にたつスキルだと考えます。交渉学というと勝ち負けの印象があるかと思いますが、どうWinWinな関係を作るかも交渉学で学ぶことができるため、相手の立場や気持ちを考えられるようになり、これからの共創が求められる社会では必須のスキルになってくると考えています。
今後の活用については、自身や部下への指導においての活用ももちろんありますが、ベーシックなビジネススキルとして広く広げていく活動も将来的にできたらと考えています。