特定非営利活動法人 日本交渉協会
大西利夫氏
特定非営利活動法人 日本交渉協会
交渉アナリスト1級会員
大西 利夫
現在のお仕事についてお聞かせください
住宅設備メーカーにて品質リスク管理の仕事をしています。また、現在の部署に異動する前は現場でお客様からの品質クレーム対応に従事していましたので、社内及び関連する外部の会社に対してクレーム対応講師なども実施しています。
交渉学を学ばれたきっかけ(交渉学を学ばれる前に苦労された経験など)
私は学生時代から芸能界で歌手・俳優・モデルなどの活動をしていました。この頃に交渉学を学んでいれば現在と違う道を歩んでいたかもしれませんが、実力だけでは難しい世界で結果を残せず引退。その後は、店頭・訪問販売、BtoB及びBtoCの営業、通信販売のコールセンター対応から管理など、交渉に関する仕事に40年程従事し結果も残してきましたが、特に大変な交渉として反社会的勢力・モンスタークレーマーなどの対応で苦労した経験を思い出します。私は今までの経験を形に残したいと思い交渉学を学び始めましたが、過去の経験と交渉学を照らし合わせた時にピッタリ一致する事案が多々あり驚きを覚え、交渉は「苦しい」から「楽しい」ものとの概念に変わり、今では交渉学に嵌ってしまいました。
交渉学を学んでどう実践していますか?
まず、社員間の打ち合わせに統合型交渉を実践してみました。その結果、ヒューマンエラーも減り、気持ち良く・円滑なコミュニケーションが出来ることが分かりました。是非、身近なことから始めると良いと思います。また、クレーム対応講師を実施する際、特に営業職は勝ち負けを意識した交渉が身に付いている傾向が強いので、真逆なお客様の立場ならどのように考えるかを意識させて統合型交渉を取り入れて、「気づき」を発見してもらえるように実践していこうと考えています。
交渉学を学び今後どのように活かしていきますか(統合型交渉の実践の例、交渉に対する姿勢、モットーなど)
私の目標である交渉の集大成として、今までの交渉経験をミックスさせた実践に強い交渉学を研究し、多くの方にWIN-WINになれる交渉学講師になれるよう尽力していきたいと考えております。また、「交渉はハッピーなんだ!」をモットーに活動したいと思います。